話さないものにばかり、積極的に話しかけてしまう今日この頃。

人間に生まれたいと願ったわけは、なんだったのだろう。

遺伝子が書いた脚本を、自由な解釈で演じるために。

足りなかったり、余っていたりがおもしろいの。

あんまりいろいろ教えてくれるな。

子どもの話を聞くときのコツは、目線を同じにすることでもないし、相手が理解できる言葉を選ぶことでもない。ただ、その場所に本気で居ること。それだけ。

あなたがここにいることを肯定できる。 そんな景色に、わたしはなりたい。

「無理しないでね」と言っても、渦中の相手には聞こえないから 「自分でちゃんと気づいてね」。そう言うことにしている。

わたしの中の猫の目が、犬の鼻が、鳥の羽が。 あるがままの世界を受け入れる瞬間だけは、悲しいくらいに自由。

知りたいことは、道端に咲く花に聞いてみよう。

誰のこともうらやましくない。ただ自分に還りたい。

なにもしないということのすごみ。

旅の主役は、トランクだ。

孤独が深まれば、新しい生き物になれる。 自分を創造するのは、いつだって命がけだけど。

過去憎んだものに救われる。世界との和解、融解。 わたしが思うより、ずっとこの世はにじんでいる。

筋斗雲にのれないから、仕方なく原付にのってるの。

「自分に近いもの」は、自分とは別のものだ。

笑顔をみせれば安心してくれる人が多いから助かる。 弱音を吐くだけの余裕がないときは、なおさら。

歌うたいの「自分らしく生きろ」というメッセージを慰めにして、「人並みの生活」にすがる人々よ。 わたしも同じでした。 手つなご。そして、転がろう。

自分で死んでしまった人の幸せを祈るのは、残酷で滑稽ですか。 でも、そこで終わったとは思いたくない。どうしても。

信じてもらえなきゃ始まらないけど、結果裏切ることになったらごめんちゃい、ぐらいのゆるさで。

「人並みの生活」が、あなたの答えか。

わたしはこれでいいのよとほんとうにいえるまで。

風はいつも過去から吹いてくる。光はいつも過去から注がれる。

「わたし」とは、「今ここ」。

たとえ嘘でも偽善でも、人にはやさしくしたいんだ。

なにもできないときは、本当にある。 そんなときこそ、焦らずに縦のものを横にすることから。

お先は真っ暗じゃなく、真っ白なんだ。